クイーンカップ 過去

今週東京競馬場で行わる牝馬限定重賞、クイーンカップの過去のレースを振り返ってみたい。

1996年以降の勝ち馬で、このレースを勝った後にG1ホースとなった馬は全部で8頭。とても優秀な成績ではないでしょうか。

東京コースは特徴的なコースで、同じ舞台、同じ距離で行われるG1が3つも(安田記念ヴィクトリアマイルNHKマイルカップ)あるだけあって、ここをステップに指導する有力馬も多いという事でしょう。

現に後にG1ホースとなった8頭の勝ち鞍を見ると、3頭が東京マイルG1を制しており、東京コースで見ると、オークスを勝った馬も2頭いる。

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また、マイル戦と言えば短距離と中距離の中間に位置する距離で、種牡馬的には、短距離血統と中距離血統が入り乱れる傾向にあるものの、東京競馬場に限っては、比較的中距離血統の活躍が目立つのも特徴的である。

それともう一つ気づいたので付けておきましたが、2002年以降、単勝オッズ10倍以上で勝った馬がたった1回のみ。ガチガチの人気サイドで決まるレースなのも特徴的だ。20年近く二桁オッズの馬が勝っていない。

馬券的にはいかにもつまらなそうなレースになりそうですが、出馬表が確定したら、将来のスターホースを探して予想をしてみたいと思います。

きさらぎ賞 予想馬が1~4着独占

先週行われた”きさらぎ賞”。

 

結果は、マテンロウレオとダンテスヴューの人気馬2頭での決着となったが、3着に人気薄のメイショウゲキリンが逃げ粘って、3連複・3連単は波乱の決着となった。

 

当ブログで事前に公開したきさらぎ賞の予想では、

マテンロウレオ、ダンテスヴュー、メイショウゲキリン、アスクワイルドモアの4頭をピックアップしており、予想通りの決着となった。

もう1頭のアスクワイルドモアも4着に入り、指名4頭が1着~4着迄独占する形なった。

 

競馬予想/22年2月6日(日) - eraser-k.blog

 

予想としてはパーフェクトだった思うが、選んだ理由はこうだ。

 

POINT1:先週の中京開催は、開催後半でかなり荒れた馬場だった

POINT2:前週からダート専用種牡馬が芝レースで好走するレースが目立っていた

POINT3:長い距離の芝コースだと、よりダート種牡馬の出番になる。

 

これらのPOINTから選んだ種牡馬は、キングカメハメハキズナハーツクライ

そして選んだのが上記4頭だ。

 

更にもう一つのPOINTとして考えたのが以下の内容。

 

POINT4:ダート勝ちがあり、芝レースでも好走していれば軸馬候補

 

これで浮上するのがメイショウゲキリン1頭だった。

 

かくしてレースは予想通りメイショウゲキリンが引っ張る展開。伸びあぐねる1番人気ストロングウィルを尻目に逃げ切りを計ろうとする所に、外から馬体を合わせて伸びてきたマテンロウレオとダンテスヴューに交わされ、最後アスクワイルドモアにも差されかかったものの、辛くも逃げ粘って3着となった。

 

配当は3連複は6,820円、3連単は26,860円の高配当だった。

 

このように、馬場の特性と種牡馬の特徴を掛け合わせてみる事で、好走する穴馬をあぶりだせる。

 

これで今年の重賞レースは回収率も100%超えをキープできているので、今週の重賞もしっかり予想したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京新聞杯 2022 予想

日曜日に東京競馬場で行われる東京新聞杯の血統予想をお届けします。
昨秋の秋華賞2着以来の出走となるファインルージュが人気になりそうだが、それ以外にも魅力的な馬が出走を予定している。

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先日の記事でもご紹介しましたが、まずは昨年の芝1600mに限定した種牡馬のランキングを見ていきたい。

過去10年、このレースで3勝を挙げているディープインパクトを筆頭に、メジャー種牡馬が並んでいて、勝率ではディープインパクトハーツクライが有力だ。

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今年の出走予定馬では、ハーツクライ産駒がイルーシヴパンサー、ディープインパクト産駒がドナアトラエンテ。

ドナアトラエンテの方は近走冴えないレースが続いているが、イルーシヴパンサーの方は3連勝と波に乗っての参戦。今回久々の重賞戦だが、3連勝が本物か、試金石の一戦となりそうだ。

一方で人気を集めそうなのがキズナ産駒のファインルージュ。キズナ産駒の出走頭数が少ないので、勝ち星も少ないが勝率は優秀。悲願のG1捕りに向けてここは落とせない一線だろう。

1月種牡馬リーディング/ディープインパクトついに陥落

1月の競馬開催が終わり、1月度の種牡馬のリーディングも確定した。

結果は1月だけで26勝を記録したロードカナロアが見事に首位に躍り出た。

 

ご覧の表は、年度毎に1月だけの種牡馬リーディングを纏めたものだ。

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2018年(実際には2015年)以降、1月のリーディングを取り続けていたディープインパクトの牙城が遂に崩された格好だ。

ここ数年、産駒の数を増やし続けているロードカナロアだが、1月の勢いをそのままに年間リーディングまで突っ走るか、今後の産駒の活躍に目が離せない。

 

今年の2歳馬がラストクロップとなるディープインパクトだが、流石に晩年になって出走頭数も減っていたので、この結果はある程度予測できた数値だが、それにしても18勝の2位は立派の一言。

 

2月1日時点で中央に登録されているロードカナロア産駒が171頭なのに対して、ディープインパクトは91頭と約半分の数。それでこの成績は立派を通り越して恐ろしい数字と言える。今年の3歳馬もキラーアビリティを筆頭に、クラシック有力馬が目白押しだ。勝ち星では苦しい戦いを強いられる事は仕方ないが、大舞台のレースでは今年もディープ産駒の席捲が予想される。

 

今週は3歳馬の重賞レース、きさらぎ賞が予定されている。過去にはダービー馬も輩出しているレースで、クラシックに向けて重要な一戦。

 

ロードカナロア産駒がこのまま勢いを増すか、ディープ産駒が巻き返しを計るか、或いは新種牡馬の台頭か、クラシックに向けた3歳馬の戦いから目が離せない。